生駒山口神社は江戸時代の地図には一之宮と記されています。素戔嗚尊を祀り、雨乞いの神としても知られる神社です。
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小高い丘の中腹にある神社
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交通の要衝だった生駒山口神社
櫟原川から見る神社の鳥居
元山上駅からハイキング道の起点として、立ち寄る人の多い神社ですが、周りがすっかり住宅開発されて、神社の境内は新興住宅地と隣接しています。
首なし阿弥陀立像 鳥居前の橋を渡ったところに立つ
てくてくまっぷなどでは首なし地蔵と表記されていますが、鎌倉中期の作と推定される阿弥陀如来立像です。右手の形から地蔵さんではないと判断できます。もちろん、お顔があれば一目瞭然なんですけどね。
拝殿上部に掲げられた奉納物 薬莢と砲弾
今回は石造遺物ではなく戦争遺物を紹介しましょう。最初にお参りしようと柏手を打った手が止まりました。戦争遺物として日露戦争の戦利品などを境内に展示している神社などはこれまでに見たことがありますが、このような形で展示(奉納)されているのは初めて見ました。
大型砲弾
このように大型砲弾が石碑のように奉納されているのは、東大阪市の瓢箪山神社でも見かけました。地域によっては戦後すぐに廃棄されたモノも多かったと云います。GHQに見つかると戦争犯罪を問われるとのデマが飛んでいたようです。
このような戦争遺物を見て、「戦争はイヤダ」と叫ぶのは簡単です。しかし、この時代に生きていた人々の歴史をもっと正確に真摯に学ぶべきではないでしょうか。「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」
筆者はもちろん歴史に学びたいと思っています。
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