安明寺叶堂・馬頭観音坐像(平群町三里)

 

お堂は火事で消失したものの、ご本尊の千手観音様は健在とのこと。叶堂は古くから疫病の神として、地域に信仰されてきました。

 

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基礎石だけが残された境内

 

木造のお堂は焼け落ちても、基礎部分の石積みはしっかり残ります。いつの日か再建されることを願ってやみません。

 

石段

 

そう広くない境内ですが、お堂がないのでその分だけ広く感じます。境内の隅には興味深い石碑などがありますが、中でも目を引くのが馬頭観音坐像でしょう。

 

馬頭観音坐像

 

本尊の千手観音様を拝することはかないません。

 

馬頭観音坐像

 

しかし、馬頭観音さんは一種独特の雰囲気を醸し出しますね。いつまでも、立ち去りがたい気持ちになりました。

 

  • 訪問日[2015.03.31]

  • 参考文献
    奈良県生駒郡平群町石造文化財 平群谷(平成三年)

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