暗越街道(国道308号)と交差する椋ヶ根橋付近には茶店があり、ハイキング道の起点として公衆トイレも設置されています。枚岡公園に続く遊歩道を北へ進むと小さな祠が展望の開けた場所に建っていました。
椋ヶ根橋近くの地蔵祠 |
椋ヶ根橋から北へ - Googleマップ
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暑苦しそうなお地蔵さんと謎の物体
枚岡公園遊歩道(椋ヶ根橋) |
ぬかた園地で行われる「あじさいまつり」に行くため、ほぼ毎年この前を通るのですが、いつ見ても暑苦しい。左は地蔵石仏だろうと思っていましたが、右の石造物は全く何なのか不明です。
祠内の石仏(左、地蔵立像、右不明) |
今年は思い切って分厚い布をめくり上げてみました。それで、ようやく頭部からぐるぐる巻きにされている理由が分かりました。「首なし地蔵」だったのですね。
首なし地蔵 |
首から上が損傷していたり、欠損している石仏はこれまでもよく見かけます。このお地蔵さんも何かの事情で頭部を失ったのでしょうけど、何かちょっとおかしい。
首なし地蔵 |
首から上の光背部分を接合してあるのですが、頭部はどうなっていたのでしょうか?光背部分に肉彫りされていたとするならば、その痕跡が残っているはずですが、錫杖の先端部分が薄肉彫りされている以外は平面でした。しかも、若干大きさが異なるようですし、別石を後補したものかもしれません。それにしても、よく見れば見るほど味わい深いお地蔵さんですね。紀年銘などは刻されていませんが、江戸期のモノではないでしょうか。
参考文献
なし
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