生駒川（竜田川）にかかる平群橋を横断すると正面に地蔵屋形があるのに気が付きます。ここは旧字の福貴村の東入口に相当する場所でもあります。
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この周辺は平群町の中心地
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福貴東入口の石仏
地蔵屋形
船型地蔵立像（紀年なし）が内部に祀られています。入口が狭いので内部がよく見えなかったですが、お地蔵さんの足元をよく見ると、小石仏が二体お地蔵さんの両脇に並べてありました。風化が激しい上に、すっぽりと赤布を被せてあるので、詳細は不明です。
足元の小石仏
平群町と言えば毎年の時代祭が有名ですが、地蔵祭りが毎年、東入口の地蔵屋形前で行われているそうです。子供会の行事でしょうか。
ハイキングコース
東入口は北の北福貴、南の栗坪・森垣内へ分岐点にもなってます。現在では平群町が整備するハイキングコースの入口になっており、ここから生駒山系の十三峠まで通じています。かつての旧道はほとんどが舗装されて、歩き通すには少々つらいですが、見どころも多く涼しいシーズンにのんびり歩きたい方には打ってつけのコースです。
参考文献
奈良県生駒郡平群町石造文化財 平群谷（平成三年）
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