信貴山と奥ノ院を結ぶ毘沙門天道を大谷池から信貴山へ向かって歩いて行くと、山側に寶青院の石碑が建っています。参拝者で賑わう信貴山にあって、少し寂れた感じがするエリアです。
ストリートビュー - Googleマップ
寶青院の立派な石碑、この先のカーブを右に行くと参道がある。
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絶好の立地に訪問者の少ない境内
石段を登る
何となくアンバランスな感じがする参道の石段を登っていくと、目前に寶青院の本堂が目に飛び込んできます。
本堂前の置かれた謎の石 読めない由緒書きが原因
何やら曰くありげな石が、立派な置台に祀られています。しかし、由緒書きの文字は読めないし本堂の雨戸が「ピシャ」と閉じられていて、人の気配が全くありません。足元ではシロアリ防除のファンが低い回転音を発生させていて、それが静寂の境内の静けさをなお一層際立たせています。「取り付く島がない」とはこのことでしょう。
江戸期以前と思われる石仏が多数あり
境内の奥には小石仏がかなりの数並べられていました。石仏以外にも五輪塔や宝篋印塔の残欠など、興味深いものがたくさん並べられています。
参考文献
奈良県生駒郡平群町石造文化財 平群谷(平成三年)
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