生駒三大薬師の一つ、奥菜畑薬師堂をご紹介します。所在地から西菜畑薬師堂と紹介する文献もありますが、訪問した経験から当サイトでは奥菜畑薬師堂と表記します。
ストリートビュー - Googleマップ
この道を生駒山に向かって登りつめると薬師堂がある。
スポンサーリンク
ホントに奥まったところにある薬師堂
京みちや菜畑参道からも相当離れた場所にあって、ほとんど山中と言える場所にあるのに、往時は寄り道する参詣者で賑わったと言います。もちろん今でも大切にされています。
石段と薬師堂
立派な石灯籠や手水がこじんまりとしたお堂を囲んでいます。
手水石
薬師堂の由緒書き
薬師如来坐像
明確な紀年銘はありませんが、半肉彫りであること、頭光が二重彫りになっているのが、室町期以前の造作と推論する根拠となっています。元は疫病払いを祈願して造られたそうですが、近年は子宝祈願で訪れる人が多かったと言います。資料によると、左の折損部は天災が原因だそうです。
馬の足跡石
「生駒の古道」によると馬に乗ってきた薬師如来が石の上に降りたときの馬の足跡だという言い伝えがあるそうです。これがその石かは確認できていません。
0 件のコメント :
コメントを投稿