生駒山系には多くの十三仏遺品が残されています。多くは平群谷や生駒谷など生駒市域にありますが、ここ八尾市水越の薗光寺にも立派な十三仏板碑が保存されています。
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薗光寺は玉祖神社の神宮寺
山門をくぐって境内に入ると、扉のない屋形内に十三仏の板碑が祀られています。
板碑の高さは122cm、幅62cmの砂岩で造られており、作風から桃山時代の造立と考えられています。
屋形内の壁に説明書きがあって、石仏ビギナーには嬉しい配慮です。十三仏の謂れや配置がよくわかります。
では、分割して上から順に見て行きましょう。 最上部です。天蓋下部に虚空蔵。
上段一列目、左から阿弥陀、大日、阿しゅく(漢字がでません)
二列目、左から勢至、観音、薬師、三列目、普賢、地蔵、弥勒
最下段、左から文殊、釈迦、不動
風化が進んで分かり難いですが、十三仏の下に刻んである法名から女人講によって建立されたと考えられています。
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