大阪側から十三峠を水呑自動車道で越えると、大きくS字にカーブする手前に西庄の墓地があります。奥に阪奈線63号の鉄塔が見えるのですが、車で通行すると気が付かないかもしれませんね。
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供養塔 石仏 平群・矢田丘陵
大阪側から十三峠を水呑自動車道で越えると、大きくS字にカーブする手前に西庄の墓地があります。奥に阪奈線63号の鉄塔が見えるのですが、車で通行すると気が付かないかもしれませんね。
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墓地の入り口で別石の六地蔵に出迎えられます。右から左へと段々に小さくなっていきますが、六地蔵の後方には、最近拡張整備された墓地が広がっています。
右端の地蔵菩薩から見て行きましょう。舟型の彫込でハッキリお地蔵さんとわかります
二番目、これは判別が難しい。お顔の部分が激しく風化しています。
三番目、阿弥陀如来坐像でしょうか。半肉彫で光背は先の二体とは異なります。
四番目、今度は舟型ですね。両手は合掌しているようにみえますが、、、
五番目、丸みのない山型でしょうか。これはハッキリ合掌されています。
六番目、最も小さい石仏です。右に傾くような像容が特徴です。 周囲が整備されて新しくなった一方で、六地蔵はかなりの年代物であることが推察できます。
六地蔵から少し離れた場所に崖を背にして蓮台に鎮座する阿弥陀坐像が目に入るでしょう。平群谷平成三年(平群町教育委員会)によると高さ68cm、幅36cm、仏身35cm、紀年文明六年とあります。台座は後に造作されたものかもしれません。残念ながら紀年銘を肉眼で確認することはできませんでした。
なんと鉄塔の手前には旧墓地がひっそりと残されていました。恐らくココが元々の墓地で鉄塔建設で今の場所に移ったのかも知れません。 残欠が無造作に放置されています。
こちらは「迎え地蔵」さんでしょうか。
卒塔婆板碑が残されています。
名のある僧侶の墓石が残っているので、それを取り囲むようにこれらの石仏が置かれているような気もします。前述の平群谷誌には記述がないので詳細は分かりません。
奈良県生駒郡平群町石造文化財 平群谷(平成三年)
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