大阪と奈良を結ぶ峠越えの街道のうち、河内越は八尾市神立と平群町檪原を結ぶ利用者の多い生活道路でした。
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廃れてしまった河内越(大阪側)
街道の名称というのは目的地を使用することが一般的です。したがって、河内越も大阪側からは「檪原越」と呼ばれていました。水呑地蔵尊への参道から分岐する檪原越(河内越)は、新道の車道や信貴生駒スカイラインによって寸断されすっかり廃れてしまいました。
水呑地蔵院参道との分岐 右の倒れた道標は水呑地蔵院への参道を示す。
分岐は溜池のほとりにあって、檪原越の分岐道は池の周囲に沿って進み、堰堤の手前で沢を渡ります。かつては池周囲が猛烈なヤブ地帯でした。しかし、本来は櫟原越(河内越)が本道で、水呑さんへの参道が分岐道だったはず。いつの間にか立場が逆転しました。
2014.04.10撮影の道標
上の写真を撮影した際に池周囲を偵察した所、ヤブが程よく刈られていました。コレは歩けるかもしれないと思いチャレンジしました。檪原美の谷には美しい風景といにしえの石仏に出会える場所です。
2015年の春に再チャレンジしました。
2015.03.12撮影の道標
いつの間にか道標が一つ増えていました。古い道標には「左 いちはら村、右 たつた」とあります。新しいモノには、「かわちごえ 左」とある。感心しませんねぇ。「いちはらごえ」ならまだしも、一年経ってみて道の状況は少し悪化しています。
2015.07.20撮影の道標
あれから半年たってさらに道標が増えていました。今度は「十三峠」ですか。。。道標もいいけど、肝心の道の整備はできているでしょうか?自分のような古道マニアなら、自己責任でヤブでもガケでも突入しますが、一般のハイカーが土管に足をかけて溝を跨いだり、崩落地をすり抜けたりしますかね。ケガをするだけで済む話ならいいんですがね。
勇者はこの動画を見てから挑戦してください。
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