十三峠の地蔵石仏(八尾市神立)

 

十三峠(じゅうさんとうげ)は、八尾市神立と平群町福貴畑との境界線上にある峠。標高は462m、南北には生駒縦走歩道が高安山と生駒山に通じています。

 

ストリートビュー - Googleマップ
十三峠のお地蔵さん

 

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峠にある地蔵石仏と道標

 

 

峠にはベンチが置いてあり、スカイライン越しに八尾市内が展望できるとあって、歩を休めて休憩する人は多い。船型光背の立派な地蔵石仏が生駒郡平群町と背を合わせるかのように立っておられます。

 

 

峠の地蔵は明和二年(1756)の紀年銘が刻されていて、像高は152cm、左手に宝珠右手に錫杖の通例形の地蔵菩薩立像です。

 

 

少し涎掛けをとってお手元を拝見すると、風化の影響なのかそれとも元々の像容なのか不明ですが、少し簡略化されているような気がします。

 

 

石仏ファンにとっては少し残念なお地蔵さんですが、夏の暑い日も寒風が吹き抜ける冬も道行く人々を暖かく見守ってくださいます。道に転げ落ちていたお茶碗を拾い上げて、そっと手を合し「ありがとうございました」と一礼。信貴山へ向け歩いて行くことにいたしましょう。

 

  • 訪問日[2015.10.27]
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