毎年12月になると大根炊きを目当てに多くの観光客で賑わう信貴山。会場となる千手院前の参道に、紀年名不明の十三仏板碑が祀られています。
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右手が千手院への道で旧道だった。
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ここは旧道で、信貴山越えの参道でもある
十三仏板碑
大きな虎の張り子を横目に朱塗りの山門をくぐると、毘沙門堂の舞台がすぐそこに見えてきます。春は桜、秋は紅葉が美しい場所。いきなり分岐で右を進むと、すぐに左手に十三仏板碑が祀られています。
板碑上部の尊像
この道が旧道であったことは最近知りました。たいていは千手院をパスして左手の道から毘沙門堂へ行くことが多いからです。しかし、十三仏板碑は損傷や摩耗がひどいです。参拝者が多く通る場所なのが原因でしょうか。
後補された尊像
とりわけ中央部に走る亀裂は尊像を直撃しています。修復されてのっぺらぼうのようになっていました。大根炊きは毎年12月の第一日曜日に行われています。今年も多くの参拝者がこの前を通ることでしょう。
参考文献
奈良県生駒郡平群町石造文化財 平群谷(平成三年)
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