来雲寺は尊延山河内院尊延寺とも呼ばれ、旧村の大半が同寺の檀家であると言います。境内の片隅に祀られた大小二基の十三仏板碑は、石仏ファンには必見に値する貴重な石造遺物として広く知られています。
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大阪府枚方市尊延寺5丁目
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来雲寺本堂は文政六年に再建された
来雲寺境内 向かって左が永禄元年、右に慶長十六年を刻む
十三仏板碑については、いまさら当サイトで取り上げるまでもなく、他の有名サイトで紹介されています。そこで、来雲寺を出て氷室路へ戻る途中、民家の庭先にあったちいさな祠に興味が湧きました。
祠
中にはさらに小さな石仏が一体祀られていました。
お世辞にも立派とは言えない祠ですが、大事にされている様子から信仰の深さを感じます。尊延寺地区を歩いていると、ここが大阪府下であることを忘れてしまいそうでした。「自分は今どこを歩いているのだろう?」と。
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