名称由来が不明な「シュミィ地蔵」(八尾市恩智中町)

シュミィ地蔵

毎年桜シーズンになると、恩智周辺をよく散策しています。恩智新道と言われるハイキング道にはたくさんの桜が植樹されてあり、連日ハイカーで賑わっていました。

左近の桜
左近の桜


筆者のお目当ては恩智神社に咲く「左近の桜」です。今年は天候の影響で全般的に開花が遅くなり、最初の訪問時は蕾の状態(開花直前)、次は「もう散っただろう」というタイミングでしたが、なんとか間に合いました。

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名前の由来は不明でも「シュミィ地蔵」は有名



シュミィ地蔵
八尾市教育委員会


恩智城址公園への登り口で、東高野街道に面した場所に地蔵堂が立っており、夕方になるとノスタルジックな灯りが印象的で、一瞬タイムスリップしたかのような錯覚さえ感じます。お堂の軒先にある説明板によると、中に祀られている「シュミィ地蔵」さんは、天文十三年の紀年銘が刻されているそうな。

シュミィ地蔵
古い木板の由緒書き


お堂の上部にも木板に由来が記されています。それによると左手は施無畏の印を結んでいるという。時代の古さからも、とても興味深いお地蔵さんであることが分かりました。

シュミィ地蔵
シュミィ地蔵


格子戸から覗いてみると、残念なことに赤い涎かけと丁寧な簾がかかっていて、地蔵立像であること以外は分かりません。しかし、微かに左の掌が見て取れました。ありがたや、ありがたや。



  • 訪問日[2017.04.29]

  • 参考文献
    八尾市教育委員会(現地説明板)

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