無量山・称迎寺の石造遺物(大東市龍間)

生駒山系の北端部と河内飯盛山に挟まれた山間の里に龍間の集落が広がっています。阪奈道路が龍間を分断するように貫いており、無量山・称迎寺の後方(北側)にある龍間霊園からは、生駒山の眺めがとても素晴らしい。

 

ストリートビュー - Googleマップ
阪奈道路から称迎寺へ(龍間霊園としての方が認知度が高いかも)

 

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大東市で唯一の十三仏板碑

 

生駒山系に広く分布する十三仏の逆修関連の石造遺物が、大東市では称迎寺の「一石十三仏座像」が唯一のもので、大東市指定文化財として大切にされています。

 

「慶長十一年二月十一日」と刻される。

 

無量山・称迎寺
龍間の高台にあり、霊園からの眺めは素晴らしい

 

お寺の境内は明るく清潔感に溢れており、駐車場や休憩所などが完備されていました。阪奈道路からのアクセスが良いので、人気の霊園なのでしょうか。

 

霊園の六地蔵
享保年間の銘があります。

 

大規模霊園ながら、入口にある六地蔵や迎え地蔵、棺台などから古くからある墓地であることがわかります。半肉彫りの船型地蔵立像を一体ずつ見ていくと、精緻で丁寧に彫り込まれた作風に視線は釘付けになりました。

 

向かって左端の尊像に享保の銘

 

  • 訪問日[2015.09.26]

  • 参考文献
    歴史散歩道大東(大東市教育委員会)

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