山本辻地蔵と立石越の道標(八尾市山本町1丁目)

山本辻地蔵

元は玉串川沿いにあり、道路拡幅工事の際に当地に遷されてきたと云います。

山本辻地蔵
「東 志き山」と刻む


時節柄、色鮮やかな彼岸花が彩を添えていました。石仏は二体並んでおり、どういう理由なのか、菅笠をかぶっておられました。

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道標を兼ねた半寡の地蔵石仏



山本辻地蔵
半寡相の地蔵石仏


早速、菅笠と涎かけをお脱ぎいただきました。見てびっくり、半寡されて左足の脛が丸見え。一瞬、役行者像なのかと思ったぐらいです。

山本辻地蔵
船型地蔵、薄肉彫り


正方形の台石上に立ち、流麗な船型光背を持ち、やや前かがみの薄肉彫りです。

山本辻地蔵
台石


台石部分には江戸時代後期の「文化六年十月建立」と銘が刻されていました。石仏前の道は古い地図にも記載されています。高安山を越えて大和や伊勢を目指す旅人の多くが、この石仏に手を合わせておられていたのでしょう。


  • 訪問日[2016.09.24]

  • 参考文献
    八尾市観光データベース(http://www.yaomania.jp/data/index.asp)

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