旧岩井村(現、平群町三里)の入口とされる場所に地蔵屋形が建っています。
船型地蔵立像 |
中央にお地蔵さんが祀られています。天和元年の紀年銘が刻されているとのこと。当時も今も、「岩井」の人々にとって大切な場所なのでしょうね。
ストリートビュー - Googleマップ
スポンサーリンク
明治10年「岩井、安明寺、中ノ宮が合併し大字「三里」が発足
船型地蔵立像 |
宝珠を持つ手が簡略化されているように見えるほど、風化による摩耗が激しいです。お顔をよく見ると、口元に微笑を浮かべているように見えますね。
船型地蔵立像 |
資料によると、「旅する人は身内、縁者に見送られ、ここで合掌の上、出立した、、、」とあります。無事村へ帰り着いた時、お地蔵さんの微笑に身も心も癒されたことでしょう。「おかえり、ただいま」の声が聞こえてくるような気がしました。
参考文献
奈良県生駒郡平群町石造文化財 平群谷(平成三年)
0 件のコメント :
コメントを投稿