松尾山は「厄除け」のご利益で、いつの時代も賑わっているようです。十三峠の乗り越しに「左 松尾山」と刻まれた道標が建っていることからも分かります。
山の頂(いただき)には松尾山神社、その参道途中に楊谷観音堂の祠を通ります。中を覗いてみましょう。流麗な船型光背、精緻な彫り具合、観音さんのふくよかな表情にしばし心を奪われることでしょう。
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江戸期の名工「丹波佐吉」の作品
十一面千手観音立像(丹波佐吉作) |
資料を持ち合わせていませんでしたが、今回が二度目の訪問です。「丹波佐吉」とググれば、先達による研究成果が限りなく出てきます。詳細はどうぞ他所様でご覧になってください。
十一面千手観音立像 |
赤い涎かけを慎重に取り外し、黒い大きな蜘蛛を追い払った上で、1300ルーメンを語る中華製のパチモンライトを使って撮影してみました。
十一面千手観音立像 |
十一面千手観音立像(石工の銘) |
「石工 九兵衛」の銘を確認したまではよかったのですが、左足のつま先を撮影するのを忘れました。僅かに親指を上げているのが特徴なのだとか。丹波佐吉の作品は、細かいところに目を向ける必要があります。
十一面千手観音立像 |
尚、涎かけの脱着には細心の注意を払ってください。蓮台が小さくてとても頼りない。大地震でも来たら倒れるのではないでしょうか。ちと、心配です。
LEDフラッシュライト対決!「GENTOS閃SG325/335 vs カタログスペック"1300ルーメン"パチモンライト」
参考文献
なし
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