タカンジョの地蔵石仏(生駒市萩原町)

応願寺


永仁地蔵で知られる応願寺を出て、ストリートビューが空白地帯となっている細道を南へ辿って行きます。青山台の住宅街との境界付近にその場所はありました。

応願寺 - Googleマップ


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小字「タカンジョ」はどこ?



タカンジョの忠魂碑
タカンジョの忠魂碑



資料には「生駒南小学校、東北二〇〇㍍街道より北へ入ると一五〇㍍にタカンジョの石仏がある」と、紹介されています。しかし、国道308号線より北側の応願寺周辺は道が細くて分かり難い。ほとんど、偶然に到達できました。


五輪塔、供養塔など
五輪塔、供養塔など



忠魂碑の裏側には五輪塔などの残欠が並べてありました。


地蔵石仏(総高約60cm)
地蔵石仏(総高約60cm)



さらに小さな祠が祀られていて、その横に小さなお地蔵さんがいらっしゃいました。資料によると脚気地蔵、歯痛地蔵などと呼ばれ、今も信仰が篤いと云います。


脚気(歯痛)地蔵
脚気(歯痛)地蔵



右手に錫杖、左手に宝珠を持つ通例型の船型地蔵で、表情がキリッと締まったなかなかのイケメンですね。全体に風化が進んでいるにも関わらず鼻高です。応願寺・永仁地蔵さんのソレと比較しても、こちらのが方が十分に高い。永仁地蔵さんの不格好な後補の理由がコレだと面白いのですが。。。


永仁地蔵


  • 訪問日[2016.05.21]

  • 参考文献
    生駒市 石造文化財「生駒谷」(昭和五十二年)

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