生玉寺の石造遺物(生駒市北田原)

生玉寺

「生玉」と聞くとお寺というより、神社のイメージが強いのは自分だけでしょうか。平成14年に刊行された「生駒の古道(生駒民俗会)」によると、すぐ近くの新茶屋は「天誅組の伴林光平が捕らえらえた場所で有名」と紹介されています。生玉寺と南隣して北田原集会所が建っていました。

生玉寺境内 - Googleマップ


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生玉寺の境内を見学



天保・角柱名号碑
天保・角柱名号碑(山門)


境内というよりは個人宅の中庭といった感じの場所、見学や写真撮影はとても気を遣います。手短に済ませたいところですが、こんな時に限って撮影に手間取ってしまいます。特に360°パノラマは回転しながら周囲の撮影を行うので、玉砂利を踏みしめる音が響いて気が焦るのに、アプリが途中で落ちた。最悪です。

生玉寺本堂前
生玉寺本堂前(九重層塔)


山門の名号碑は資料にも紹介されているのですが、境内の層塔については詳細が不明です。何度も数えました。九重層塔はとても珍しい。生駒山系では、野崎観音の永仁二年の九重層塔が有名です。年代は比較して新しいモノだと思います。

西国巡礼回峰記念碑
西国巡礼回峰記念碑


境内を出て山門に続く入り口付近にも石碑が数基残っていました。植え込みに隠れるように立っているので斜めから撮影しました。


  • 訪問日[2016.06.15]

  • 参考文献
    生駒市 石造文化財「生駒谷」(昭和五十二年)
    生駒の古道-生駒市古道調査-(生駒民俗会、平成二十六年)

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