長尾渓の金峯山修験本宗・不動寺で見た石仏、その他(東大阪市山手町)

長尾渓

長尾渓(額田谷)の渓流に沿って、多くの寺院が立ち並んでいます。その多くはコリアン寺院として多くの信者で賑わっていましたが、信者の高齢化や後継者不足から荒廃が目立つようになってきました。

金峯山修験本宗・不動寺
金峯山修験本宗・不動寺


近鉄奈良線額田駅から比較的近い位置にある不動寺さんは、そんな荒廃の進む長尾渓にあって、キラリと光る存在でした。ここは奈良県吉野にある金峯山寺を総本山とする修験本宗のお寺であることも特筆すべきでしょう。

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役行者神変大菩薩のご加護


長尾渓
寛政十一年、光格天皇より神変大菩薩の諡号を下賜される


修験本宗(修験道)は、普段の生活を送りながら自らを高めるという「在家主義」を貫く教えであると云います。今の時代にも受け入れられる秘訣かもしれませんね。

金峯山修験本宗・不動寺
堰堤下の石仏群(不動寺)


不動寺の境内は堰堤下にあり、また一見してお寺のようには見えない場所にあるため、信者でもない限り訪れる人は少ないでしょう。360°パノラマを撮影していると興味深いモノを発見しました。

金峯山修験本宗・不動寺
仏像の型枠(?)


仏像を製作する際に使用した型枠でしょうか。五輪塔の残欠などとともに置かれていました。

金峯山修験本宗・不動寺
地蔵立像(銅製)


一瞬、こちらの地蔵立像の型枠かもと思いましたが、大きさが異なるようですし、より複雑な形をしています。型枠であっても、ありがたい御仏には違いありません。まだまだ菩提心を得るには程遠いことを実感しました。


  • 訪問日[2016.07.02]

  • 参考文献
    総本山・金峯山寺(http://www.kinpusen.or.jp/)

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