生駒山系でみつけたモノを気の向くまま、足の向くまま紹介しています。
2016年7月28日木曜日
暗越街道 石仏
生駒川(竜田川)の西側を南北に走る京みち(京街道)沿いには、興味深い石造遺物が遺されており今も土地の人々から篤い信仰を集めています。 文珠川に面して立つ石仏 京みちが文珠川と出会う場所は、第二阪奈道路(壱分ランプ)の高架がかつての古道を分断しています。ここに...
2016年7月27日水曜日
生駒川(竜田川)の西側を南北に生駒神社から暗越街道へと繋がる道を「京みち」と呼び習わしています。京みち(京街道)と暗越街道が交わる四辻に関所が設けられていたと云います。 せきの地蔵(有里町)、関屋の地蔵とも呼ぶ 関所があったとされる場所には、地蔵さんを祀る祠...
2016年7月26日火曜日
石碑 石仏 平群・矢田丘陵
延喜式の古社である生駒山口神社の石段前に櫟原川が流れています。川に架かる神前橋の付近を御手洗川とも呼称し、小道を辿って河原へ降りると水流の浸食により見事な造形美をなす岩盤の上を清流が流れています。 御手洗川(櫟原川)の禊ぎ場、神前橋下 資料によると「オハキツ...
2016年7月25日月曜日
十三仏 石仏 平群・矢田丘陵
2014年(完成は2015年)頃に改築され、真新しい屋形が眩しく感じられる揺るぎ地蔵石仏群、その屋形内には大きな笠石が立派な体躯によく似あう地蔵石仏(弘安四年)と十三仏板碑が祀られています。 揺るぎ地蔵石仏群(平群町指定文化財) 2015年8月に紹介した際は、工事...
2016年7月22日金曜日
石碑 平群・矢田丘陵
「元山上」とは、修験道の聖地山上ヶ岳の元祖であることを意味し、役行者(小角)が最初に修行場としたことに由来します。千光寺の正式な寺号を「鳴川山」と称し、先年、山門が新しくなりました。 中門前の道標(千光寺) 中門の前には宝山寺を示す道標など数基の石造遺品を見...
2016年7月21日木曜日
生駒山 石碑
重願寺の山門をくぐると折しも美しいハスが立派な花を咲かせていました。山門前の説明書きによれば、重願寺の開基は文禄年間(1592~)と古いものの、現在のお寺は昭和三十七年(1962)に、大阪市谷町から移転してきたのだと云います。 山門前の蓮池 重願寺境内 -...
2016年7月13日水曜日
石仏 北生駒
飯盛山楠公寺は昭和25年に開山された比較的新しいお寺ですが、寺の立つ場所は旧字名で「馬場」と呼ばれ、その名のごとくかつては馬置き場でした。 黒龍大明神への道 楠公寺から舗装され拡幅された道を南へ進むと、黒龍大明神への小道が分岐しています。 黒龍大明神 ...
2016年7月12日火曜日
供養塔 北生駒
先日訪問した北田原の生玉寺で見た九重層塔が印象に残りました。生駒山系で九重層塔と言えば、大東市指定文化財の石造九重層塔が有名です。 永仁二年 北河内最古と言われる金石文を肉眼で読み取るのは難しいですが、永仁二年の紀年銘は比較的明瞭に確認できます。永仁二年は西...
2016年7月6日水曜日
生駒山
大正三年(1914)に大軌鉄道が開通し生駒駅が設置されると、六本あった宝山寺参詣道の利用者は激減し、各地に存在した茶屋は大正七年には完全に姿を消したと云います。 宝山寺参詣道 宝山寺参詣道のひとつで「荒池・八丁門峠越」はハイキング道としてよみがえり、八丁門峠...