生駒山系でみつけたモノを気の向くまま、足の向くまま紹介しています。
生駒山 磨崖仏
「裏の谷磨崖仏」は生駒山系における石造遺物の中で、「幻の」という形容詞が最も相応しく、滅多に人が訪問しない場所に佇む地蔵石仏です。 裏の谷磨崖仏・巨岩の東面に刻む かつては棚田を見下ろす場所にあり、農作業の方々を出迎えては見送り、朝な夕なに拝む日常的な風景だった...
古道 生駒山 石仏
. 大阪方面からの旅人で賑わっていた荒池・八丁門峠越の古道、清冽な宝山寺川に差し掛かるとゴールは目の前です。 . 般若ノ瀧橋と不動院 ところが多くの旅人は、かつてあった「お福茶屋」で足を休め、「般若ノ瀧」で身を清めてから宝山寺詣りに向かったと云います。 . ...
石碑 平群・矢田丘陵
矢田丘陵には春日信仰が根強く浸透しているようです。平等寺と椿井にそれぞれ春日神社が山の麓に建っています。ここ平等寺の春日神社は、旧字平等寺と下垣外の氏神だと云います。 ストリートビュー - Googleマップ スポンサーリンク アビラウ...
石仏 北生駒
「一休さん」と言えば、アニメの愛くるしいキャラクター。モデルとなった実在の人物は、破戒無慙を公言するばかりか数々の「女犯伝説」が多いと云います。その伝説を残す通い路は、「清水道」と地元の古老は呼ぶ。これらは、「生駒の古道」で紹介されたエピソードです。 舗装路の脇に祀...
「生駒の古道」(生駒民俗会)によると、「仏坂」とは、「両国橋の南から上がってくる伊賀街道と、東南の押熊、平城を経て佐紀、奈良へ至る一条街道との合流点」と記されています。 仏坂地蔵(享保十六年1731) 現在の生駒市鹿畑町を南下し山田川に出合う一帯は宅地開発が...
石燈籠 石碑 平群・矢田丘陵
今回は続編をお届けします。前編で紹介できなかった「磨崖種子」をご紹介したいと思います。その前に神社の由来(説明板)をお読みになってください。興味深いことがいっぱい書いてありますね。 春日社・石灯篭(江戸期) 江戸期の石灯篭には、「春日社」と刻まれており、説明...
北生駒
毎年4月13日に「十三参り」の行事が行われる大住虚空蔵尊にお参りしました。この日は年に一度だけ秘仏「虚空蔵菩薩像(木彫)」が公開されます。普段の日に訪れると、格子戸の隙間からお写真で拝見することになります。 普段の日の大住虚空蔵堂 お寺のご住職のお話によると、御...
2014年に刊行された「生駒の古道」によると、「嘉永元年(1848)の絵図に「大和国細見図」にも中継地として「中村」の名が記され(引用)」とあり、現在の県道72号線の南北に広がるのどかな田園風景を多くの旅人が行き交った様子に心打たれました。 中村延命地蔵尊への道標 ...
生駒山 石仏
近鉄生駒駅から宝山寺川に沿って歩いて行くと、僅か5分ほどで豊かな自然と出会えます。 清滝・南陽院へ(宝山寺川) ハイキング道を左手に見送って、さらに渓流を愛でながら進むと、谷田西の鎮守を始めとした宗教施設に到達します。 ストリートビュー - Googleマップ ...
生駒山 石碑 道標
小倉寺町の教弘寺と同様に、ここ鬼取町の鶴林寺もまた、行基開基と伝わる生駒山系の名古刹の一つです。 石造道標(江戸期) 奈良時代の古文書にも録されていると云いますが、境内横に鬼取町の自治会館が併設され、境内下にはコンクリート製の広い駐車場が用意されています。道...