今回は続編をお届けします。前編で紹介できなかった「磨崖種子」をご紹介したいと思います。その前に神社の由来(説明板)をお読みになってください。興味深いことがいっぱい書いてありますね。
春日社・石灯篭(江戸期) |
江戸期の石灯篭には、「春日社」と刻まれており、説明板の通りかつては春日神社であったことを示しています。
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斜面を背にして建つ船山神社
船山神社・本殿(拝殿) |
最も興味深いのは神社の歴史などではなく、境内後方の八合目に鎮座するという「丸木船状の三つの巨石」でしょう。境内から一段高いところにある本殿(拝殿)を見上げていると、「ここを登れば、、、」という思いがこみ上げてきました。
「磨崖種子」(薬研彫) |
ボーっと妄想に耽っていると、今回も主題の「磨崖種子」を忘れるところでした。前回紹介した小石仏の広場と農道を挟んだ向かい側の土手にありました。おむすび型の自然石上部を円形に彫り込み、バク(釈迦)の種子を深く陰刻してあります。残念ながら苔が蔓延り、その下の「円舜」と書かれた文字は読み取り不能でした。
この続きは、いずれまた。そのうちに。
参考文献
奈良県生駒郡平群町石造文化財 平群谷(平成三年)
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