太平寺地蔵堂と清浄泉(浄井戸)の石造遺物(柏原市太平寺)

太平寺地蔵堂

石仏ファン必携のガイドブック「関西石仏めぐり/創元社・清水俊明著・平成9年(1997)」にて紹介された太平寺地蔵堂、訪問したのは今年の5月ですが、肝心の石仏にご対面できなかったので、記事にするのを躊躇していました。

太平寺地蔵堂


お堂の奥に安置され、涎かけに御簾が遮って石仏(凝灰岩、像高116cm)の大部分が隠れてしまっています。さすがにこれはどうすることもできません。しかも、この場所はGoogleマップのストリートビューも届かない場所。というワケで。。。

-お断り-
Googleマップのストリートビュー、及び360°パノラマ写真でも現地の情報をお届けできませんのでご了承ください。


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柏原市南麓部は興味深い地域



清浄泉(浄井戸)
清浄泉(浄井戸)


残念ながら風化が激しいという地蔵石仏をじっくり拝することはかないませんでしたが、周辺には旧知識寺跡の史跡など興味深いスポットが集中しています。中でも清浄泉(浄井戸)から湧き出す清水は文化財(大阪府)として大切に守られています。

清浄泉(浄井戸)
汲水心得


清浄泉(浄井戸)
大阪府の説明板


飯盛山中の滝谷楠水や水呑地蔵の弘法水と並ぶ名水の地でありながら、広く知られることがなく訪問時も水を汲む人の姿はありませんでした。

清浄泉(浄井戸)
弘法大師坐像


浄井戸の脇にある小さな祠の中には、弘法大師の座像が祀られていました。説明板によると奈良東大寺「大佛」の手本となった大きな仏像があったと云います。再訪できる日が今から楽しみになってきました。


  • 訪問日[2016.05.08]

  • 参考文献
    関西石仏めぐり/創元社・清水俊明著(平成九年)

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